北欧の消費税情報

北欧の消費税情報

北区赤羽の女性税理士:工藤品子です。働く女性を応援しています。

北海道よりも北にある北欧の国々、今回はノルウェー、スウェーデン、フィンランドを訪ねました。

社会保障がしっかりと整備され老後・病気の時も安心して暮らせる、そんな夢のようなお国です。

 北欧の国々に共通していることは、女性の就業率が高い80%超。そのせいか又は社会保障がしっかりとしており教育費や医療費が無料、そして老後の生活に不安が無いということか、離婚率も非常に高いということです。フィンランドのヘルシンキでは実に離婚率が50%を超えています。

 

この社会保障を支えているのは国民の税金です。日本で8%の消費税は

    ノルウェー  基本25% 食料品(外食も同じ)14%、

           交通費、映画館・ホテル 8%

    スウェーデン 基本25% 食料品(外食も同じ)12% 

           公共交通、書籍・新聞、コンサート等は6%

    フィンランド 基本24% 食料品(外食も同じ)14%

                                             本、切手 消費税対象外

           消費税ではありませんが、フィンランドの首都ヘルシンキでは犬一頭につき年間40ユーロの犬税がかかります。

 

3カ国とも価格の表示は総額表示になっています。レジで消費税の分を慌てることはありません。しかし、レシートには14%部分と25%部分は明確にされています。

 このように消費税率が高いため物価が非常に高いと感じます。3カ国とも共通して水道から出る水は安全に飲めますが、ペットボトル500mlで200円~500円必要です。また、レストランで飲むビールは1000円を超えます。お酒の消費税率は軽減税率の適用されていないようです。

 消費税率だけでなく所得税率も高いようです。ストックホルム市の市会議員は101名、そのうちボランティアが90名。90名の方には日当が出るようですが日本円にして約15000円。そのうち30%の源泉税額が控除されるようです。日本に比べてこちらも3倍ですね。

 

 現在、日本の消費税率は8%。その消費税率を25%にしても北欧のように社会保障が整備されるわけではありません。

2017年06月20日お知らせ
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